2022年(令和4年)1月にフルモデルチェンジをした、トヨタの新型ノアとヴォクシー。
5月には、ホンダのステップワゴンもフルモデルチェンジをし、日産セレナも、2023年にはフルモデルチェンジとのウワサがあります。
どれも大人気のミニバンで、3列シートを備えた、現代の“てっぱんファミリーカー”。
いったい、どれを選ばいいのか迷いますよね
一番燃費がいいのは?
一番安いのは?
一番室内が広いのは?
安全性能は?
そんな、大人気のミニバン「ノア・ヴォクシー」「セレナ」「ステップワゴン」の3車種を、徹底的に比較していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
トヨタ 新型ノア・ヴォクシー
トヨタの新型ノアとヴォクシーは、年間の平均販売台数が ノアが約58,000台、ヴォクシーが約73,000台売れている人気のミニバンです。
2022年(令和4年)年1月にフルモデルチェンジをして4代目となり「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして、新プラットフォームの「TNGAプラットフォーム(GA-C)」と第5世代のハイブリッドシステムへ進化しました。
ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」、ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとして、特長をより際立たせました。
どデカい派手なフロントメッキグリルの、いわゆる「オラオラ顔」は健在。3車種の中では、見た目は一番ヤンキー。
優れた「パッケージング」と「使い勝手」の良さを一層深化させるとともに、最新の先進装備を採用することで、ミニバンとしての魅力を昇華させました。
また、予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティーセンス)」と「トヨタチームメイト」の先進技術を装備し、安全・安心と便利さをより高めています。
運転席からの見晴らしも良く、2列目シートをそのままロングスライドできるのが特徴です。
▼セカンドシートの快適性 動画(75秒)
3列目シートの格納は、左右跳ね上げ式。床面を薄型設計にすることで、格納時の荷室スペース効率を高めています。
スイッチを押すだけで、駐車操作を支援してくれるアドバンストパークがさらに進化し「前向き駐車」「バック出庫」「前向き出庫」が可能になりました。
また、ハイブリッド車では、スマートフォンアプリ「Remort Park」で、駐車・出庫のリモート操作が可能になります(トヨタブランド初)。
日産セレナ
現行のセレナは2016年(平成28年)7月に登場し、3車種の中では、一番モデルサイクルが長くなっています。
ミドルクラスのミニバンでは、一番広い室内空間を誇り、1列目から3列目まで、すべての座席でゆったり座れるのが特徴です。
「e-POWER」は7人乗り、「スマートシンプルハイブリッド」は、8人乗りの仕様となっています。
8人乗りには「スマートマルチセンターシート」を装備。
2列目シートのセンターを、1列目に移動できるようにしたことで、8人乗りでも2列目と3列目をウォークスルーできるようにした機能です。
▼スマートマルチセンターシート動画(9秒)
7人乗りにおいては、ロングドライブでも疲れにくいシート形状の「キャプテンシート」を装備。
両側にアームレストが装備されているので、快適なドライブが楽しめます。
また、バックドアには、通常の半分ほどのスペースがあれば開閉できる「ハーフバックドア」を設定。
後方のクルマや壁からの距離が近くても、ドアを開けて荷物の出し入れができます。
3列目シートの格納は、左右跳ね上げ式。座り心地も重視したタイプのため、座面は少し厚めです。
ホンダ 新型ステップワゴン
ホンダのステップワゴンは、2022年(令和4年)5月にフルモデルチェンジをし、6代目になりました。
AIRのエクステリアは、原点回帰したような真四角でシンプルなデザイン。
SPADAは、AIRにテールゲートスポイラーやバンパー形状を変更して、よりスタイリッシュなエクステリアとなっています。
SPADAには「SPADA PREMIUM LINE」があり、合計3種類のラインナップとなっています。
今回のステップワゴンは、ホンダ史上最大の室内空間となっています。
3列目シートは床下格納式で、荷室の左右スペースを邪魔しない設計になっています。
指先で軽く触れるだけで開閉できる、静電タッチセンサー式両側スライドドアを標準装備(世界初)しているので、乗り降りに便利です。
価格比較
3車種の中で最安値は「セレナ X」の257万6,200円(税込)です。どれも、200万円台後半から400万円近い価格帯になっています。
▼価格比較
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新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン|
販売価格(税込) | 267万円~389万円 (ノア) 309万円~396万円 (ヴォクシー) | 257万6,200円~380万9,300円 | 299万8,600円~384万6,700円 |
サイズ比較
クルマの全長が一番長いのが、ステップワゴンで、一番短いのが、ノア・ヴォクシーです。ちなみに、室内長はセレナが一番長いです。
▼サイズ比較
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サイズ・重量 | 新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン
乗車定員(名) | 7〜8 | 7〜8 | 7〜8 |
全長(㎜) | 4,695 | 4,685~4,770 | 4,800(エア) 4,830(スパーダ) |
全幅(㎜) | 1,730 | 1,695~1,740 | 1,750 |
全高(㎜) | 1,895~1,925 | 1,865~1,875 | 1,840~1,855 |
ホイールベース(㎜) | 2,850 | 2,860 | 2,890 |
室内長(㎜) | 2,805 | 3,170~3,240 | 2,845 |
室内幅(㎜) | 1,470 | 1,545 | 1,545 |
室内高(㎜) | 1,405 | 1,400 | 1,425 |
車両重量(㎏) | 1,600~1,670 | 1,650~1,780 | 1,710~1,840 |
エンジン性能比較
▼エンジン性能比較
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エンジン | 新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン
総排気量(ℓ) | 1,797(ハイブリッド) 1,986(ガソリン) | 1,198~1,997 | 1.496(ガソリン) 1.993(e:HEV) |
種類 | 直列4気筒(ハイブリッド) 直列4気筒(ガソリン) | DOHC筒内直接燃料噴射直列 (スマートシンプルハイブリッド) DOHC水冷直列3気筒 (e-POWER) | 直列4気筒 (ガソリン) 直列4気筒+モーター (e:HEV) |
最高出力 ㎾(PS)/r.p.m | 72(98)/5,200(ハイブリッド) 125(170)/6,600(ガソリン) | 110(150)/6,000 (スマートシンプルハイブリッド) 62(84)/6,000 (e-POWER) | 110(150)/5,500(ガソリン) 107(145)/6,500(e:HEV) |
最大トルク N·m(kgf・m)/rpm | 142(14.5)/3,600(ハイブリッド) 202(20.6)/4,900(ガソリン) | ||
モーター最高出力 ㎾(PS) | 1.9kW(2.6PS) 100kW(136PS) | ||
モーター最大トルク N·m(kgf・m) | 48(4.9) (スマートシンプルハイブリッド) 320(32.6) (e-POWER) | ||
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量(ℓ) | 52 | 55 | 52 |
燃費比較
気になる燃費性能ですが、WLTCモードで 23.0~23.4 ㎞/ℓの新型ノア・ヴォクシー(ハイブリッド)が一番です。
▼燃費比較
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燃費 | 新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン
WLTCモード(㎞/ℓ) | 15.0~15.1 (ガソリン) 23.0~23.4 (ハイブリッド) | 11.8~13.2 (スマートシンプルハイブリッド車) 17.2~18.0 (e-POWER) | 12.9 (ガソリン) 19.5~20.0 (e:HEV) |
市街地モード(㎞/ℓ) | 11.4~11.5 (ガソリン) 22.2~22.6 (ハイブリッド) | 9.2~10.3 (スマートシンプルハイブリッド車) 16.8~17.5 (e-POWER) | 9.8~20.4 (ガソリン) 19.3~20.4 (e:HEV) |
郊外モード(㎞/ℓ) | 15.3~15.5 (ガソリン) 25.0~25.4 (ハイブリッド) | 13.4~14.6 (ガソリン) 20.5~21.3 (e:HEV) | |
高速道路モード(㎞/ℓ) | 16.9~17.1 (ガソリン) 22.1~22.3 (ハイブリッド) | 14.5~15.4 (ガソリン) 18.9~19.1 (e:HEV) |
※WLTCモード:Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle(世界統一試験サイクル) 市街地・郊外・高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
安全装備比較
▼安全装備比較
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新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン|
トヨタ セーフティセンス トヨタ チームメイト | ニッサン インテリジェント モビリティ | ホンダ センシング |
総合評価
カーサイト独自の視点でまとめてみました。
▼総合評価
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新型ノア・ヴォクシー | セレナ | 新型 | ステップワゴン|
価格 | |||
室内空間 | |||
燃費 | |||
安全性能 |