今では、いろいろなサブスクのサービスがあり、定額料金で動画の見放題や音楽が聴き放題のサービスを利用している方も多いと思います。
サブスクは、商品を購入するのではなく、定額料金を支払うことでその商品を利用できるサービスです。
クルマにもサブスクのサービスがあり、一度は名前を聞いた方もいるでしょう。
しかし、クルマのサブスクやカーリースを検討するにあったて、そのメリットやデメリットはとても気になりますよね。いったい、どういうメリットがあってデメリットがあるのか?
そんな気になることを解説していきます。この記事を読み終わった時には、きっと疑問が解決しているはずですので、最後までお付き合いください。
クルマのサブスク(カーリース)とは?
クルマのサブスク(カーリース)とは、リース会社が提供する車種の中から好きなクルマを選んで、3年や5年など契約した期間内に月々定額でマイカーのように利用できるサービスのことです。
購入しないで借りて乗る、新しいクルマの乗り方です。
クルマのサブスク(カーリース)のメリットは?

クルマのサブスク(カーリース)のメリットは、以下の通りです。
- 初期費用がかからない(頭金0円)
- 保険料や税金や月額料金にコミコミ(わかりやすい)
- 残価設定分だけ支払いを抑えられる(残価設定分安くなる)
- ネットでクルマ選びから申込みが完結(ポチって終わり)
1. 初期費用がかからない(頭金0円)

クルマを購入する時には、現金一括払いでなければローンを組んだりして、頭金が必要になります。
クルマのサブスク(カーリース)は、そういった初期費用が必要がなく、契約したクルマを契約期間は、月々定額で利用することができます。
2. 保険料や税金や月額料金がコミコミ(わかりやすい)

月額の料金には、「車両本体」「自動車税(種別割)」「環境性能割」「自動車重量税」「自賠責保険」が含まれています。
毎月一定の支払額で済むため、車検時や保険の支払い時の大きな出費がありません。
3. 残価設定分だけ支払いを抑えられる(安くできる)

例えば、リース契約が5年の場合、契約終了の5年後のクルマの価値を「残価」として設定します。
残価とは、利用するクルマの契約期間が終わったあと、クルマを返却する時の「予想下取り価格」です。
残価は、月々のリース料に含まれませんので、その分、月々の支払いを安くできます。
また、人気車種は残価も高く設定されるので、さらに安く乗れるというメリットがあります。
4. ネットでクルマ選びから申込みまで完結(ポチって終わり)

クルマのサブスク(カーリース)は、ネットでクルマ選びから審査申込みまで完結します。
わざわざ、カーディーラーに行って選ぶ手間が必要ないので、とってもラクです。
ネットで申し込んで審査に通過したら、あとはクルマが自宅に届くのを待つだけ。
ポチって終わりです。
クルマのサブスク(カーリース)のデメリットは?
クルマのサブスク(カーリース)には、メリットもあればデメリットもあります。ここでは、どのようなデメリットがあるのか解説していきます。
- 走行距離制限がある
- 中途解約ができない
- カスタマイズができない(改造はダメ)
- クルマを返却しないといけない
1. 走行距離制限がある

リース契約時に、月々の走行距離を決めるのがクルマのサブスク(カーリース)の特徴です。
走行距離をオーバーしてしまうと、追加料金が発生してしまいますので、あなたのカーライフに合わせた走行距離の選択が必要です。
例えば、1,000Km/月で5年契約した場合、この走行距離は月々の平均走行距離で、5年間で60,000Kmということになります。
ですが、ある月に1,000Kmを越えても、最終的に5年間で60,000Km以下であれば大丈夫ですので、普段の利用であれば、あまり問題ではありません。
また、走行距離数を少なくして契約すれば、その分リース料が安くなりますので、あなたの使い方に合わせて、走行距離を決めることができます。
月々の走行距離制限があるが、最終的に契約した走行距離内であれば、ある月に走行距離がオーバーしても問題ない
月々の走行距離=契約した走行距離÷契約期間
2. 中途解約が出来ない

クルマのサブスク(カーリース)は、原則として中途解約が出来ません。もし中途解約をする場合は、規定の「中途解約金」を払わなければいけません。
「月々の料金」は、「車両価格」から契約期間終了後のクルマの価値である残価分を差し引き、そこに「税金」や「保険料」、そして「金利」などを上乗せしてリース料の総額を算出し、それを「契約期間」で割って決めています。
月々の料金=(車両価格+税金+保険料+金利など)÷契約期間
そのため、中途解約をすると残りの契約期間分のお金が入らなくなるため、原則として中途解約が認められていないのです。
ただし、中途解約が出来るのは以下の時です。
- 契約者が死亡したとき
- 事故や盗難でクルマが利用できなくなったとき
中途解約する場合も、残りの契約期間分の残金を支払わなければいけません。
事故や盗難でクルマが利用できなくなったときは、任意保険に入っていれば大丈夫な場合があります。
3. カスタマイズができない

クルマのサブスク(カーリース)では、利用するクルマを契約した時と同じ状態で返却しないといけませんので、元に戻せないカスタマイズをすることはできません。
ただし、メーカーやディーラーが設定している純正アクセサリーであれば装着することが可能です。
その場合は、契約時に相談してみてください。
4. クルマを返却しないといけない

リース契約終了後は、クルマを返却するのが原則です。ただし、再契約をしたりプランによってはクルマをもらえたりと、その後の選択肢はあります。
- 再契約する
- 新しいクルマに乗り換える
- クルマをもらう ※もらえるプランを契約の場合
- 買い取る
結局クルマのサブスク(カーリース)はどうなの?
それぞれ、メリットとデメリットを解説してきましたが、結局クルマのサブスク(カーリース)はどうなのでしょうか。
結論は、メリット・デメリットを踏ませた上で、以下の人が向いています。
- ミニマリスト
- 走行距離が少ない人
- 納税や車検などの手続きが面倒くさい人
- まとまったお金が用意できない人
ミニマリスト
ミニマリストには、向いているのではないでしょうか。
所有ではなく、借りて利用するスタイルはミニマリストの方にはピッタリです。
契約が終了したらクルマを返却するだけなので面倒なことはありません。
走行距離が少ない人
普段の走行距離が少ない人は、向いています。普段は、通勤やお買い物ぐらいにしかクルマを利用しない方は、ピッタリです。
また、契約期間内の走行距離を少なく設定できれば、月々の利用料金を安くできます。
納税や車検などの手続きが面倒くさい人

自動車税(種別割)の支払いや車検や定期点検の手配が面倒な方は、向いています。
クルマのサブスク(カーリース)は、リース会社が代行してくれますので、自分で手配する必要はありません。
まとまったお金が用意できない人
クルマを購入する時には、まとまったお金が必要です。まとまったお金が用意できない場合は、初期費用が必要がないクルマのサブスク(カーリース)が向いています。
頭金がなくても、新車に乗る事ができるので検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、クルマのサブスク(カーリース)4つのメリット・デメリットについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
読んでみて、あなたに合っているサービスであれば、クルマを利用する上で一つの選択肢として考えてみてもいいかもしれません。
クルマを購入するか借りるか、ぜひ検討してみてください。