【2022年 最新版】クルマにかかる税金の種類は?

自動車の税金

クルマを所有すると、保険やガソリン代の他に、いろいろな税金がかかりますよね。

クルマの燃費性能や重量によって、かかる税金が変わってきます。

いったい、どのような税金がいつ、いくらかかるのか?

詳しく説明していきますので、参考になればうれしいです。

もくじ

クルマにかかる税金の種類

車の税金

クルマには、自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税、消費税と、給油時に払うガソリン税、軽油取引税6つの税金がかかります。

それぞれ、税金を支払うタイミングは、以下の通りです。

  1. 自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割) ※毎年5月末まで
  2. 環境性能割 ※購入時
  3. 自動車重量税 ※購入時と車検時
  4. 消費税 ※購入時
  5. ガソリン税 ※給油時
  6. 軽油取引税 ※給油時

1. 自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割)

自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点で排気量に応じて毎年課税される税金のことです。

毎年5月頃、お住いの都道府県 税務事務所から「自動車税 納税通知書」が送られてくるので、期限までにしっかりと納税しましょう。

軽自動車の場合は、市町村 税務事務所から「軽自動車税 納税通知書」が送られてきます。

※その年の途中で新規登録をした場合、税額は翌月から3月までの月割りになります。

(例)10月に新規登録=11月~3月までの5ヵ月分

ちなみに、軽自動車税は月割り制度はありません。

4月2日以降に、廃車や譲渡または売却の手続きをしても、1年分の税金が課税されます。

なお、軽自動車税(種別割)は、4月2日以降に新規登録した場合、その年度は課税されません。

※2019年(令和元年)10月1日に、自動車税は「自動車税(種別割)」に、軽自動車税は「軽自動車税(種別割)」に名称が変更されました。

▼自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)

排 気 量             税額
軽自動車(660㏄) 10,800円
1,000㏄以下       25,000円
1,000㏄超  1,500㏄以下30,500円
1,500㏄超 2,000㏄以下36,000円
2,000㏄超 2,500㏄以下43,500円
2,500㏄超 3,000㏄以下50,000円
3,000㏄超 3,500㏄以下57,000円
3,500㏄超 4,000㏄以下65,500円      
4,000㏄超 4,500㏄以下75,500円
4,500㏄超 6,000㏄以下87,000円
6,000㏄超    110,000円

2. 環境性能割

環境性能割

環境性能割は、自動車取得税に代わって2019年(令和元年)10月1日から導入されました。

環境性能割は、燃費性能に応じて※登録車は0~3%、軽自動車は0~2%が課税されます。つまり、燃費性能がいい車ほど税率が低くなります

ちなみに、電気自動車は0%(非課税)です。

※登録車=普通自動車

▼登録車(普通自動車)

対象車・燃費基準達成度税 率  
電気自動車0% 
2020年度 燃費基準+40%達成車0%
2020年度 燃費基準+30%達成車0%
2020年度 燃費基準+20%達成車0%
2020年度 燃費基準+10%達成車1%
2020年度 燃費基準 達成車2%
上記以外の車3%
環境性能割 登録車(普通自動車)

▼軽自動車

対象車・燃費基準達成度税 率  
電気自動車0%
2020年度 燃費基準+40%達成車0%
2020年度 燃費基準+30%達成車0%
2020年度 燃費基準+20%達成車0%
2020年度 燃費基準+10%達成車0%
2020年度 燃費基準 達成車1%
上記以外の車2%
環境性能割 軽自動車

3. 自動車重量税

自動車重量税

自動車重量税は、クルマの重さに対して課税される税金です。

最初は、クルマの購入時から初回の車検までの3年間分を、以降は、次の車検までの2年間分を払います。車両重量0.5トンごとに、税額が増えていきます。

▼新車新規登録等時 3年自家用

スクロールできます
車両重量エコカーエコカー 75%減エコカー 50%減エコカー 25%減エコカー以外
軽自動車免税1,800円3,700円5,600円9,900円
0.5t 以下免税3,700円5,600円12,300円
~1t免税7,500円11,200円24,600円
~1.5t免税11,200円16,800円36,900円
~2t免税15,000円22,500円49,200円
~2.5t免税18,700円28,100円61,500円
~3t免税22,500円33,700円73,800円
新車新規登録等時  3年自家用

▼継続検査時 2年自家用

スクロールできます
車両重量エコカーエコカー 本則税率エコカー外 右以外エコカー外 13年経過エコカー外 18年経過
軽自動車免税5,000円6,000円8,200円8,800円
0.5t 以下免税5,000円8,200円11,400円12,600円
~1t免税10,000円16,400円22,800円25,200円
~1.5t免税15,000円24,600円16,800円36,900円
~2t免税20,000円32,600円45,600円50,400円
~2.5t免税25,000円41,000円57,000円63,000円
~3t免税30,000円49,200円68,400円75,600円
継続検査時 2年自家用

なお、あなたのクルマの次回自動車重量税は次回自動車重量税額照会サービスで「自動車検査証」等に記載されている車台番号を入力することで、カンタンに調べることができます。

次回自動車重量税額照会サービス

4. 消費税

消費税

ふだん、買い物をした時には消費税を支払いますが、クルマを購入した時にも同じく消費税(※10%)がかかります

これは、車両本体価格だけではなく、オプションで付けたドライブレコーダーやナビゲーション、ドアバイザーやフロアマットなど、すべての購入額に対して課税されます。

※2022年 現在の税率

5. ガソリン税

ガソリン税

クルマが動くためには、燃料必要です。あなたのクルマの使用燃料がガソリンなら、給油した時に支払う代金には、ガソリン税が含まれています。

ガソリン税とは、ガソリンに課税される税金のことで「揮発油税」および「地方揮発油税」の総称です。

揮発油とは、ガソリンのことです。

税額は、ガソリン1ℓあたり53.8円(揮発油税:48.6円+地方揮発油税:5.2円)です。

ちなみに、ガソリン税のほかに「石油税:2.8円」がかかり、ガソリン代は「① ガソリン本体価格」+「② 石油税」+「③ ガソリン税」+「消費税(①+②+③の合計金額に対して)」になります。

下記記事では、ガソリン代を安く入れる方法を解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

6. 軽油取引税

軽油引取税は、ディーゼル車の燃料として使われている軽油にかかる税金です。税額は、軽油1リットルあたり32.1円です。

軽油も、軽油取引税のほかに「石油税:2.8円」がかかり、軽油代は「① 軽油本体価格」+「② 石油税」+「③ 軽油取引税」+「消費税(①+②の合計金額に対して)」になります。

軽油取引税に対して消費税は、かかりません。

まとめ

こうして見てみると、クルマを所有するには、さまざまな税金がかかっていることが分かります。

なかでも、ガソリン税と軽油取引税はクルマ本体にかかる税金ではありませんが、燃料を入れなければクルマは動きませんし、運転できません。

給油の代金に税金が含まれているので、税金を支払っいるという感覚がありませんが、1ℓあたり、かなりの割合で税金が含まれているのが分かります。

燃費や環境性能が良いエコカーを購入したり、サブスクで借りることが出来れば、燃料代や税金の節約になります。

あなたのお気に入りの1台を見つけ、楽しいカーライフを送ってください。

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